当記事では、油絵具のメーカーやシリーズについてその特徴をまとめています。油絵具をどれにしようか迷っている方は是非ご覧ください。
有名な油絵具メーカー・シリーズ7選
油絵具メーカー・シリーズといえば色々ありますが、中でも有名な7つを紹介していきます。
各油絵具の特徴がわかれば選ぶときの基準になりますよね。
- ホルベイン(日本)
- マツダ(日本)
- クサカベ(日本)
- レンブラント(オランダ)
- ヴァンゴッホ(オランダ)
- ウィンザー&ニュートン(イギリス)
- マイメリ(イタリア)
それでは特徴を見ていきましょう。
ホルベイン(HOLBEIN)
ホルベインは日本メーカーで、様々な画材を取り扱っているホルベイン。小さめの画材屋さんにも置いてあることが多く、入手しやすいです。
油絵具は様々なシリーズが出ていて「EXTRA FINE ARTIST’S OIL COLOR」がスタンダード。
他に「高品位油絵具 ヴェルネ」や、「水可溶性油絵具 DUO」等々があります。
「DUO」は水にも溶けて扱いやすく、初心者から上級者まで広くおすすめできます。何よりも油絵具独特の匂いがないのがいいですね。
ホルベイン公式サイト https://holbein-shop.com/
クサカベ
クサカベも日本メーカーで、様々な画材を扱っています。日本メーカーの中で比較的値段が安いのがメリットです。
こちらも色々シリーズが出ています。「KUSAKABE ARTIST’S OIL COLOURS」がスタンダードです。
クサカベ公式サイト https://www.kusakabe-enogu.co.jp/
マツダ
マツダも日本のメーカーです。こちらも現在3種類の油絵具を出されています。
油絵を製作する上で、乾くのを待つ時間がもっと早ければいいのに…ということが出てくると思います。そんな時におすすめなのが、“24時間で乾く速乾性油絵具”の「クイック油絵具」です。亀裂や変色に関するテストをパスしているということなので、品質面でも安心ですね。
MATSUDA公式サイト http://www.matsuda-colour.co.jp/
ターレンス
オランダのメーカーです。シリーズ名に有名な画家の名前がついているのが面白いですね。
レンブラント
ターレンスブランドの一つ、レンブラント。
ヨーロッパで長年ベストセラーを誇る最高級油絵具は、オランダ王室からの称号を授けられているということからもその品質の高さに信頼性がありますね。
オイルは基本的にはリンシードオイル、淡い色はサフラワーオイルを使用して黄変がしにくくしています。
顔料の含有率が高く、着色力に優れているため、深みのある表現を可能にしています。
ヴァンゴッホ
こちらもレンブラントと同じく、ターレンスのブランドの一つです。
初心者から上級者まで幅広く使える高品質な油絵具です。レンブラントがターレンスの中で最上位ブランドであるとすれば、ヴァンゴッホシリーズはスタンダードの位置付けとなっていて、なんといっても価格がお手頃です。
ウィンザー&ニュートン
イギリスのメーカー、英国王室に御用達に選ばれた最高級ブランドです。意外と価格は日本メーカーと比べて若干高いくらいです。顔料濃度が高くて、スムーズな使い心地です。彩度が高めな印象のため、鮮やかで目立つ絵を描きたい方におすすめです。
マイメリ
イタリアのメーカーで、その油絵具は「油と顔料以外は何も入れない」という基本理念の基に作られています。
現在マイメリ油絵具は、最高級「ピューロ」、スタンダード「アーティスティ」、低価格「クラシコ」の3つのシリーズがあります。
おすすめの油絵具セットは?
日本メーカーではホルベイン「Holbein Artists’ Oil Color」になります。
理由は一番どこの画材店でも取り扱っていて、単品で購入しやすいからです。
海外メーカーではターレンス「ヴァンゴッホ」です。顔料の含有率は高くて品質がよく、さらに低価格なためです。やはり絵を続けていく上でコストパフォーマンスは重要ですからね。
初心者の方でしたらまずは12色ほどの基本色が入ったセットをおすすめします。
まとめ
最初は価格重視で選ぶもよし、パケ買いもよしです。色々試しながらご自分に合う絵具を見つけていけたらいいですね。
以上、ご参考になれば幸いです。
それでは楽しい油絵ライフを!
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